※参加された毛利さんがレポートしてくださいました。毛利さん、ありがとうございました。
2月7日(土)の自然観察交流会は、雪の天候の中、参加者は3人(角田さん、加藤さん、毛利)でした。車2台に分乗し、9時過ぎに「道の駅花かげの郷まきおか」を出発しました。
まず、中牧神社近くに所在する角田さんの知人宅敷地内に自生するフクジュソウ群落を観察しに行きました。このフクジュソウは「ミチノクフクジュソウ」と称する種で、雪の中きれいに咲いていました。この種は人工的な栽培が困難で、移植すると最初は開花するそうですが、その後は枯れてしまうとてもデリケートな植物です。また、場所を移動しながら植生するという珍しい特徴も併せ持っています。フクジュソウの中でも、ミチノク種だけが移動し植生すると角田さんと間瀬さんから聴きました。
乙女湖は、雪で視界が悪かったですが全面結氷しているようでした。上空を猛禽類(おそらくノスリ?)が旋回しながら滑空しており、地上の獲物を探索しているようでした。
焼山峠から小楢山方面に向かう林道脇の氷華は、残念ながら雪に埋もれ観察できませんでした。後日、植原さんから聞いた話によると、氷華は「氷が茎を裂いて出てくる」現象なので、いったん茎が裂けてしまうと、ストローに穴が開いたのと同じく、もう水を吸い上げず、氷華は見られなくなるそうです。霜が降り始める時期だけの、はかない自然の芸術なのだそうです。
11時ごろ、乙女高原に到着しました。標高が高いためか積雪は約5㎝と下界より深く、小雪が舞っておりました。ロッジの前にある百葉箱の温度計はー5℃を示していました。
乙女高原を散策しました。ロッジ前のエントランスの扉は開きましたが、展望台の扉は凍上により開けられませんでした。一面銀世界で、鳥はヒヨドリが1羽しか飛んでおらず、静寂が支配しておりましたが、オオバギボウシの種、ヤマウルシの実、サルノコシカケ、アカゲラの巣跡等が観察できました。
動物の足跡が一切見られなかったのが意外でしたが、唯一所により、シカによるミヤコザサの、はみ跡が見られ、動物の痕跡が観察できました。ところがシカのはみ跡が見られないササの群落もあり、ミヤコザサではなく他の種類のササなのか、疑問に感じました。
昼食となりましたが、足先が冷え切ってしまいました。角田さんからいただいたドリップコーヒーで温まることができました。
昼食後は、谷内坊主を見に行きました。スゲの頭の部分には雪が積もらず、雪面上にポコッと突出して見える姿が、普段見る谷内坊主と異なり印象的でした。
観察を終え、雪が降る中の下山となりましたが、無事「道の駅花かげの郷まきおか」に帰着できました。